「『自分の声を聴く』ということ」を書いてみて

2024年11月26日 公開

目次

  1. 周りにも同じような人がいることに気づいた
  2. 他人に深く興味を持つようになった
  3. 疎遠だった人とご飯に行けた
  4. 人に感謝を言うことが増えた
  5. 「やりたい」と思うことが増えた
    1. やりたいこと
    2. 目標
    3. 心得

先日、「『自分の声を聴く』ということ」という記事を書いて Instagram や X で公開した。
自分の声を聴けるようになってからは、日々の生活がだいぶ変わり、11 月も終わりになってきたので編集後記みたいな感じで、あの記事を書いてから自分に起こったことを書こうと思う。

周りにも同じような人がいることに気づいた

記事を公開した後、想像以上に多くの反響をもらった。とても嬉しかった。
「ちょっと泣いた」「感動しました」という、文章を公開した身としてはとても嬉しい言葉、と同時に数人かから「自分も今そうなってるかも」という声をもらった。

記事を書いたきっかけは、高校の旧友が書いたこのブログだった。

今までは自分の現状を赤裸々と書く記事って誰が興味あるんだろう?と思っていた。
しかしながら、このブログを通して、友人の近況を知れるって意外と(知り合いであれば)意味のあるものだなと感じた。

僕も公表することによって離れてしまう人がいるかもしれなかったり、自分のプライドもあって悩みましたが、それよりも同じようにうつ病で悩んでいる人の相談相手になったり、うつ病ってこのような疾患だよと教えられたり出来たらいいなと思いました。

紹介したブログでは、公表することで近しい人の助けになれば、というすばらしい理由が書かれていた。

自分はここ数ヶ月を通して考えも整理できたし、昔の自分を知っている人に勘違いされたままで関係が終わるのは嫌だなと思って書いただいぶ利己的なものだった。
でも、反応をもらって自分の考えはより広がった。
あの記事は「自分は自分の声が全く聴けていなかった」いわば普通じゃない人だったなぁと思い書いたので、自分に似た状態の人が周りにいたのが本当に意外だった。
その上、メッセージをくれたのも 2,3 人どころではなかった。

当時の自分だったら恥ずかしくて共感してもメッセージは送れなかっただろうし、なにか変えようとも思えていなかっただろう。
せっかく自分に声をかけてきてくれたんだから、自分にできることがあればサポートしたい、という気持ちが自分にも芽生えた。

他人に深く興味を持つようになった

自分は今まで、人に興味がある方だと思っていた。
マネジメントは好きだし、コーチングも好きだし、人が考えていることを引き出すのはうまい寄りだと思っていた(これはマネージャーをやり始めてから培ったものだと思う)。

だけど、全然違った。
自分が聞き出せていた、興味を持っていたのは「自分が自分のことを知っている範囲」だけで、それ以上のことは興味を持てていなかった。
「自分はここまでしか考えていない・聴こえない」のだから、相手もそうだろう、そう考えていたのだと思う。
(自分が知っている解像度以上に相手のことを知りたいと思うのは難しいですよね。)

自分のことを深く知るようになってからは、「なんでその人はそういう発言をするんだろう?」「どうしてその人はそういう行動をするんだろう?」「どうしてその言葉で傷つくんだろう?」「どうしてそういう態度をとるんだろう?」という疑問が自分にも湧くようになった。

最近ご飯に行って話した人は納得すると思うが、「その人のことを全部知りたい!」と思ってずかずかと聞いてしまっている。
幸いにもみんな優しく自己開示をしてくれるので、自分の知的好奇心がとても満たされている。とってもありがたい。

そういう会話をするようになってから、自分には持っていなかった価値観や視野に気づくことも多くなった。
他人との差、ギャップによって自分の持っている価値観や考え方がどれだけ偏っているかを知るきっかけにもなっている。
他人の声を聴くことで、自分の声をより聴けるようになっている。とっても楽しい。

毎日、深い話をひたすら LINE で喋り続ける、みたいなことをしてくれる人もできてとても毎日楽しい。
自分の価値観について疑問を投げかけてくれたり、相手の日頃気付いたことを唐突に送って自分の思考のきっかけをくれたり。
こういう関係の友人って作ろうと思ってもなかなか作れないものだと思うし本当に貴重な存在、ありがたい。

疎遠だった人とご飯に行けた

「他人に深く興味を持つようになった」の延長で、人生で出会ってきた人を振り返って、この深い話をしたいと思う人が数人でてきた。
今までもなんとなく話してみたいなと思ってはいたけど、声をかけるきっかけがなかったり、実際にあっても何を喋れば良いのか全くわからなかったり…。
自分に原因があり疎遠になった場合もあり、今までは、なかなか勇気が出ず声をかけるのをためらっていた。
ただ、「とにかくその人のことをもう一度知りたい」「自分のことももっと知ってほしい」というなんと利己的な気持ちで声をかけた。
もちろん、それがきっかけで絶縁になるかもしれないとも思っていたけど、それはそれでそういう運命だったと割り切ることにしていた。

でも心配ご無用、みんな優しく、ご飯を食べて話す機会をもらうことができた。本当に嬉しかった。ありがとうございます。
(まだ実現できていない人もいるけど)
そのご飯をきっかけに、日常的な LINE をするようになったり、会う頻度が増えた友人もいる。とても嬉しい。

「あなたは電車や通勤時に知り合いを見かけたときに読んでる本をしまって、話しかけますか?挨拶しますか?…挨拶しにいくというあなたは幸運です、おめでとう!挨拶をしないというあなた、非常に損をしています(意訳)」

唐突ですが、この言葉、どう受け止めましたか? YOUTRUST の岩崎さんのブログの中にあった、「愛される力」の一部です。
声をかけた勇気をもらったきっかけの 1 つは、このブログでした。自分は「非常に損をしている人間だ」と思いました。
価値観を変えるきっかけになったし声をかけて心底良かったので、なかなか声をかけられない同志の方は是非読んでみてください。

人に感謝を言うことが増えた

自分が自分の声を聴けるようになってから、人に感謝を言うことが増えた。
「嬉しい」「助かった」「それ自分がやるなら嫌だったな」という自分の声を聴こえてきたときに、自然と「ありがとう」が出てくるようになった。
今までも全く言わなかったわけではないし、全く思ってもいなかったわけでもないけど、「ありがとう」が心の底から出てくるようになったし、多分気づく回数が増えたと思う。
そして、恥ずかしさみたいなのもあんまりなくなった。だって自分の感情が喜んでいるからそれに嘘はつけないから。

感謝を言うときは、基本的に自分が嬉しいときだから、感謝を言う回数が増えると自分が嬉しい気持ちになっている(と自覚する)時間も伸びる。
感謝は自分のためにもなるなぁ、とおもった。

「やりたい」と思うことが増えた

「やりたいことがありすぎて、どれから手をつけていいかわからない。」

ある友人とご飯を食べたときに、言われた言葉だ。
それを聞いたときは、「自分はそんなことないなぁ」と思っていた。
やりたいことの優先順位をつけて取捨選択できていると思っていた。
けど、いつの間にか自分もやりたいことが多すぎてどうしようという状態になってしまっている。
やりたいことが多すぎて、全然時間が足りない。どうすれば良いんだろう。
取捨選択できていたわけではなくやりたいことが見つかっていなかっただけだった。

やりたいこと、目標を書いておくので一緒の趣味がある人がいたら是非話しましょう。

やりたいこと

  • ランニング
    • 毎日 5km くらい走りたい、土日は 20km 走りたい
  • ブログ
    • まだまだ書いて整理したいことがたくさん
  • 自然科学
    • 世界の博物館、九州の博物館周りたい
    • 国立科学博物館に入り浸りたい
    • 化石掘りたい
  • 人と話したい
    • 色んな人とはなして自分とは違う価値観を浴びたい
  • 仕事
    • 今持っている仕事をもっと早く終わらせたい
    • もっとどでかいことをいろいろやりたい
  • 筋力トレーニング
    • ベンチプレス 70kg 上げたい
    • 腹筋割りたい
  • 勉強
    • 漢字の勉強したい
    • 英語の勉強したい

目標

  • 12 月ハーフマラソン 2:00:00 切り
  • 2 月漢字検定準 1 級合格
  • 3 月ハーフマラソン 公認記録で 1:45:00 切り
  • 来年中 フルマラソン 公認記録で 4:30:00 切り
  • 来年中 海外の自然史博物館に行く
  • 来年中 熱中できる仕事はこれ!というものを見つける

心得

  • 無理しない
  • 怪我しない
  • 自分の声に正直に
  • 傷つけない

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