2024年振り返り(仕事編)

2024年12月31日 公開

目次

  1. 仕事
    1. 起: 退職、人生における大きな意思決定
    2. 承: 転職、変わらなきゃという自分に対するプレッシャー
    3. 転: 休職、プレッシャーに打ち負け逆に変わることができた
    4. 結: 復職、さらに変化できた 12 月
  2. 2025 年の抱負

2024 年は、本当に人生での大きな転換点でした。
たくさんの失敗があったけど、2024 年中にほとんど咀嚼・内省できて次に繋がった 1 年でした。
仕事、プライベートでうまく分けることもできませんが、 2024 年は「仕事」「プライベート」「失敗」の 3 篇で 1 年を振り返っていきたいと思います。

仕事

起: 退職、人生における大きな意思決定

2024 年 1 月。会社にいられなくなるなと思うきっかけがあり、月末に退職したい旨を会社に伝えました。
話し合いの場を設けた結果、一時的に休職として会社と距離を置くことになりました。
休職期間中は、数週間に 1 度の頻度で CEO と 1on1 の時間を取り、会社の状況を聞いて気持ちの整理をしていました。
実は、会社にいられなくなる、という気持ちを感じ始めた頃から他の企業の情報収集自体は始めていました。
自分の感じる不満が、この会社の問題なのか、自分が解決できるものなのかを考えるために、情報収集をしていました。
が、3 ヶ月ほど期間をおいている間に、会社に対する気持ちは大きく変化することはなく、2024 年 4 月をもって株式会社 High Link を退職するという決断をしました。

承: 転職、変わらなきゃという自分に対するプレッシャー

休職期間中も含め、前から話を聞いていた会社の中で、ぜひ働きたいと思った会社とたくさんお話させていただきました。
2 月〜6 月まで、5 ヶ月間たっぷり休息期間+転職活動期間として過ごしました。

転職については、自分がなぜ会社を抜けようと思ったのか、次になのをしたいと思ったのかを真剣に考えて、時には業務委託で会社の中も見せてました。
正直、本当に甲乙つけがたくどの会社に入ったとしても自分の中で正解にはなるんだろうなという気持ちでした。
最後は直感で、「この会社で働きたい」と感じる瞬間が一番多い会社を選ぶことにし、2024 年 7 月から AnyReach 株式会社に入社することになりました。

入社後は、「働きたい」「貢献したい」と思う気持ちが高く続き、大変楽しく働けていたと思います。
技術のキャッチアップも比較的スムーズに行えて、新機能の開発もどんどん進めることができました。
社内は社内 IT 系やインフラについてはまだまだ発展途上で、コスト削減のチャレンジも進めることができました。
(中には前月比 99.3%減、人が何人雇えるんだ?というレベルの圧倒的なコスト削減もチャレンジすることができました。)
7 月、8 月を利用して EC カートを新しく連携するという大きなプロジェクトを 1 人で任せてもらえて実装、リリースにこぎつけました。

転: 休職、プレッシャーに打ち負け逆に変わることができた

2024 年 9 月。とても順調に見えた転職でしたが、退職を決めたとき、いや、もっと前から「自分」は壊れたままだったようです。
あくまでも環境を変えたことによるアドレナリン、もしくは、環境を変えたんだからなんとしても成果を出して見返さないといけない、という自分への圧力でなんとか頑張れていたのかも知れません。
そんな状態が長続きするほど自分の体もメンタルもタフではなく、本当にボロボロだったんだと思います。
体もメンタルも普通に生活はできるものの、9 月の頭には会社に行くことができなくなってしまいました。
この状態で働き続けるのは会社に対して本当に申し訳ないという気持ちで、すぐに会社に相談したところ休職を打診いただき、無期限で休職させていただくこととなりました。(本当に、大変ありがたいお話です。)

休職期間中は、マラソンに向けたランニングや、パーソナルトレーニングで筋力や体力をつけることや、旅行などでとにかく自分のために時間を使うことをしていました。
今まで出会ってきた旧友に今の状況を話したり、両親と改めて人生について話したり、自分が好きなものに全力で取り組んでみたり、本当に自分に向き合い続けた期間になりました。
(このときにたくさん話してくれたみなさん、自分に向き合ってくれたみなさんには感謝してもしきれないくらい自分のことを受け止めてくれていました)

本当に自分に向き合い続けた結果は、過去にこのブログで書いたとおりですが、

  • 自分が 3 年ほど鬱のような状態で働いていたこと、それが未だに治っていなかったことを自覚できた
  • 自分は今まで成長という観点で仕事をしてきたこと、またその目的を自覚できておらず見失ってしまっていたことを理解した
  • 自分の中での仕事の目的の勘違いや、自分の中に凝り固まっていた価値観で自分を追い込むような普段の振る舞いをしてしまっていたことを知った
  • その振る舞いに依って周りの人々にたくさんの迷惑をかけていたこと、そしてそれが自分に不利益として返ってきていたことを理解できた
  • その不利益に依って、自分には仲間が作れておらず、その仲間を渇望していることを理解できた

という感じで、自分自身に関する解像度が大きく上がりました。
今までは、「自分のことを全然知らないから、自分のことを考えること・話すことが辛い」「辛いことはしたくないから、それを取り繕うための一般論で武装していた」状態でした。

結: 復職、さらに変化できた 12 月

2024 年 10 月の中旬に、だんだんと働きたい気持ちが出てくるようになり復帰しようかな…と思うようになり、2024 年 11 月から、AnyReach 株式会社に復職しました。
気持ち的にはだいぶリセットできていたものの復職した直後は、正直フルタイムで働けるか、朝起きれるかというところが心配ではありました。
また、「揺り戻し」と呼ばれるようなものがいつ起きるかわからない怖さもあり、なかなか本気で取り組む自分を出すことも怖い状態でした。

そんな状態ではあったので 11 月に働いていたときは会社に対するモチベーションは上がりきらず、今後の自分の身の振る舞いを考えることもありました。
11 月に友人に相談したときに緒が見つかり、12 月にも大きな変化を起こすことができました。

12 月は、社内で仕組み化、体系化が進められていない部分であり、ビジネスの根幹となる部分で自分の肌感が掴めていない部分の現場に飛び込むことができ、そこの仕組み化を推し進めたり、現場に入り込んで課題を実感することができました。
並行してエンジニアリングにも関わっており、サービスが立ち上がり大きくなってきたときに課題となった部分に対して、課題を解決するための大リファクタリングの動きも始めました。

また、社内のコミュニケーションではとにかく物怖じせず「自分が思っていること」を思った瞬間に言語化することを大事にしていました。
これを言ったらどう思われるだろうか?言ったら責任を持たないといけないだろうか?そんなことは関係なく、自分が今どういう気持ちになっているのか、を自分の中においたままにせず、とにかくアウトプットするようにしました。
おかげで、自分の中にあるもやもやをそのまま解消する動きがその場で生まれたり、はたまたそれをきっかけに相手が思っているもやもやを引き出せて、組織にある課題感を見つけることができたりと、グッドコミュニケーションができている気がします。
「そんなに自分の思っていることをストレートに伝えて大丈夫?」と心配するかもしれませんが、溜め込んで溜め込んで他責や理由がはっきりする前に、もやもやした瞬間に吐き出していたため、伝えるときの表現にトゲがなく、伝える相手も受け止めやすい粒度で話せていたのかもしれません。
(これを読んで今思っていることをすべてストレートに伝えよう、そんなことをすると、もしかしたら思っていることが想像以上に煮詰まっていて、いきなりストレートに伝えるのは空いて取っては悪手かもしれません。)
まだまだ自分の当事者意識をもつ範囲のバランス感覚、会社からの期待値の調整がまだ足りていないと思う節もあり、ここらへんのコミュニケーションはまだまだ改善の余地はありそうかなーとか思っています。

仕事でやることに熱中できるようになり、今は、鬱になる前のような精神状態で仕事に打ち込めるような感覚です。
反面、可処分時間の中で仕事に打ち込む時間が増えており、自分と向き合う時間が減ってしまっています。
このままでは、また自分のことがわからなくなってしまうかもしれないので、自分と向きあう時間も大事に来年も頑張っていきたいですね。

2025 年の抱負

  • 気持ち
    • 「自分のしたいこと」を仕事にし続ける
    • 「環境のせい」にしない
    • 経営チームを目指す
  • 行動
    • 技術に関する記事を外部に公開する
    • 事業のグロースに直接貢献する結果を出す

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